日本入国の際、海外の肉製品、果物や植物はたいてい持ち込めません。
もし、それらに病害虫や家畜伝染病ウイルスがついていて、そのまま日本に持ち込んでしまうと、農業や畜産業に大きな打撃を与える恐れがあるからです。
そんな危険から宮崎を守る最後の砦で活動する検疫探知犬とハンドラーのお話です。
検疫探知犬の名前は「アルバート号」仕事好きでみやざき犬かぁくん同様、食いしん坊な8才です。
そしてハンドラー岩永さんは、アメリカ合衆国検疫探知犬訓練センターでハンドラー養成訓練を受けて以来、ずっとアルバート号とタッグを組んでいるベテランハンドラーです。
今月より成田国際空港や関西空港で活動していたこのチームが、宮崎ブーゲンビリア空港に常時配備される事となりました。
検疫探知犬は、観光客の手荷物や郵便物の中に隠れた検疫対象物(肉類、果物や野菜)をにおいで探知し、対象物を発見するとおすわりをしてハンドラーに知らせます。
信頼関係のもとに一緒に仕事をする姿は、まるで県知事とみやざき犬のよう。
公開デモンストレーションでは、
江藤農林水産大臣、河野知事、福良JA中央会会長、の3名とみやざき犬ひぃくんが中が見えないバッグをそれぞれ持ち、アルバート号がその中より検疫物を探します…
ものの数十秒、河野知事の前でお座りしました。
知事の袋に中は… ビンゴ!
検疫対象のお肉が入っていました。
このとても優秀なチームが、これから宮崎を守るために尽力されます。
検疫官の制服も一新、観光客から一目で分かるよう背中には「Animal&Plant INSPECTION」の文字、更に黒キャップ&ベストからは威厳が漂います。
空港へ足を運ばれる際は、ぜひ頼もしい彼らの活動にもご注目下さい。
検疫探知犬アルバート号とハンドラー岩永さん
本番を前にリラックスするアルバート号
インスペクターベストが普通にカッコ良い!
久しぶり3匹のみやざき犬も超ゴキゲン!
デモ中バッグの中身は誰も知らない!なんと河野知事の前でお座り。
はい!よくできました。
アルバート号、みやざき犬、検疫探知犬「クンくん」、植物検疫所「ぴーきゅん」夢のコラボ。
